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2013-01-21

予想資金繰りの重要性と経営計画への取り組むべき姿勢

1、787のトラブルについての記事から

 航空機787のトラブルにより、ボ-イング社は、航空会社への引き渡しを延期することを決めました。日本の企業にも影響があるとのことです。なぜなら、787の機体には、タイヤ、胴体、翼、AVシステムなどの部品や部材を供給しているからです。そして、この引き渡しの長期化により、ボ-イング社の生産計画の見直しがあれば、供給が減少します。
 企業は、計画をし、それの基づく、投資も行っています。その前提となるのが、将来の回収、つまり、売上の予想です。その売り上げが狂えば、投資や、計画も変更しなくてはなりません。その影響が大きい時は会社が傾きますよね。しかし、大企業などでそのようなことはないでしょうが。
 ここで考えることは、将来のことはわからないので、中小零細企業は、少しの影響でも、傾くことがあります。だから、計画の時、通常の事業に必要な最低のキャシュをいくら確保しておくかが必要です。この最低をどのぐらいにするかは、企業の状況などから、違いますが、必ず、予定資金繰りなどにより、確保しておきましょう。


2、経営計画書の作成などどのような姿勢で臨むべきか

    ここでは、中小零細で株主が経営者の同族会社を前提としてお話しします。

    事業の方を見ていると、自分でいろいろ考えている方が、事業を改善、さらに
   発展させているように見えます。

    共通して言えることは、経営計画書などの基本的な目標、数値は、経営者が決
   めています。ただ、経営者がわからないところは、専門家、同業者などの意見を
   聞いています。
    ここでは、経営者は主体的に行うことを認識することです。重要なことは、他
   人に任せるのではなく、経営者が、最終的に決めることです。
    その理由を3点ほど説明します。

    第一に、事業は経営者の責任で行うべきものです。担保の対象にもなり、責任
   をとるのは、経営者だからです。何かあっても、第三者が責任をとってくれませ
   ん。

    第二に、事業のことは経営者が最も理解しています。つまり、同業者の間でも
   環境により異なるからです。

    第三に、経営者が自ら考えることは、それだけ、経営の能力をつけることがき
   ます。事業の発展のためにも必要です。

    よく、マネをと言われますが、これもいいことだと。しかし、ただ言われたからでは
  なく、自分で最終的に決めることです。
  
    このようなことから、専門家のアドバイスを活用し、聞く耳を持つのも必要ですが、
  最後は自分が決めると心に決めて行うのが、いいですね。  

   少し、大きくなりましたね

今日も笑顔で(^ム^)