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2014-07-14

消費税の処理、税込み、それとも、税抜き?


 ◆前段のお話ですが

  小売りなどお店での価格が安いというだけでは、これから厳しくなると思います。やっすいことは、その原価をさらに下げなくてはなりません。これは本当に可能でしょうか。この方法は、相手を撤退させる方法とも言えます。成功すれば、独占、河川状態を作れます。しかし、そのためには、コストを下げ続けなくてはなりませんし、そのための資金の調達も必要となる場合もあります。そうなれば、借金が多くなり、財務も苦しくなります。このことから、安値競争は、避けるべきですね。代替案としては、お店の雰囲気づくり、小さな子どもさん連れでもOK、ペット同伴OKなど、価格以外、何を求めているか、を考えましょう。人は、価格だけで、購入を考えていません。必ず、何かほかにあります

 ◆後段
    ・・・消費税の処理、税込み、それとも、税抜き?ついて、お話しします。


 (ケ-ス)

  法人を設立しようと思います。この時、消費税の処理の方法が、税込と税抜きの二つあると聞きました。どのように考えればいいのですか、というケ-ス。
  
 (考え方)

  これから、来年、消費税率10%になる可能性が高いと思います。

  この場合、消費税の処理をどうするかを考えなくてはなりません。特に、消費税率が大きくなれば、なるほど、どうするかを考えましょう。

  一般的に、税抜きの処理を採用する場合に、主なものは次のようなことになります。

  ・少額の減価償却資産、つまり、10万円、20万円、30万円の判定の時に、税抜きの場合は、取得価額も税込にくらべ、少なくなり、税込では全額、損金算入できない場合でも、全額、損金算入できる場合もあります。
   繰延資産、20万の判定においても同様です。

  ・交際費の損金算入限度額においても、税込と、税抜きでは、金額が変わるので、処理も異なります。税抜きのほうが、税込にくらべ、有利になることもあります。

  ・税抜き処理の場合、資産に係る控除対象消費税額の処理を考えなくてはなりません。

  ・また、取引の仕訳をするなど事務の場合には、税込にくらべ、煩雑になります。

   など、他にもさまざまなことが考えられます。

  税抜きを選択するかは、

  まずは、税抜き処理において税込にくらべ、どのように異なるかを検討しましょう。
  次に、税抜き処理が具体的に会社にどのような影響を与えるか、を考えて、選択しましょう。

  ここで、税抜き処理だけでなく、税込処理との比較で考えましょう。

  一般的に、税抜きがいいといわれますが、事務量、事務の煩雑さなどを考え、自社に合った方法を選択しましょう



  ここでは、大枠、大きな流れなど、事業にヒントになることを書いています。よって、申告時には、必ず、税務専門家に相談ください。

   少しでも、税法のことを考え、不要な税金の支出を抑えましょう

 なお、税法上のお話は、作成日現在のもので最新のものをご覧ください。

    
          今日も笑顔で(^ム^)で楽しくいきましょう

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