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2016-07-14

キャシュフロ-計算書・・財務CFとは

キャシュフロ-計算書・・財務CFとは

 前回まで、営業CF、投資CFについて、お話ししました。

 今回は、残りの財務CF、つまり、資金をどのように調達したか、返済したかを示すものについてお話しします。
 
 しかし、残りものというより、借入など他社から資金を調達しているときは、営業CFと同様、これは重要かと思います。財務CFには、例えば、金融機関からの借入金、社債、自己株式等に係るものがあります。

 中小企業においては、借入金の取得、返済は事業の継続のためには必要なものです。
 よって、この財務CFがどのような状況なのか、この金額と営業CFの金額とがどのようにつながっているかを把握することが事業の成長においては大切となります。

 これについて、次回にお話ししたいと思います。

キャシュフロ-計算書・・投資CFの内容

 ◆キャシュフロ-計算書・・投資CFの内容

 前回までは、営業CFの内容、作成について、お話ししました。
 キャシュフロ-計算書には、営業CF以外に、投資CFと財務CFがあります。

 今回は、このうち、投資CFのお話をしたいと思います。

 この投資CFは、大きく言って、固定資産や有価証券の取得、売却においての資金の出し入れを表しています。その他、貸付金の貸し付けによる支出、回収による入金などがあります。

 ここでの視点は、なにがしかの方法により、資金を投入し、それにより、営業に貢献するということです。つまり、大きな流れとして、営業で得た資金をさらに増やすためになにがしかに支出し、営業のために使用する固定資産の取得にあてたりします。この場合には資金が減少することとなります。
 また、資金を得るために支出したものを売却したなどの場合には、資金が増えることとなります。このような資金の流れを見るものが、投資CFで見ることとなります。

 小企業にとり、固定資産ぐらいになるかもしれません。必要に応じ、営業に含めてもいいかもしれません。ここでの視点は、金額や重要性です。

 ただ、事業を成長させるためには、投資の考え方は必要と思われます。どのように営業に貢献しているかを見るうえで、常に、押さえておきたいものです。

 次回は、財務CFについてお話ししたいと思います。