お問い合わせなど

2013-11-16

決算時における未払費用の会計上の処理は?

 前段の話ですが、海外に進出する企業は、景気がよく、内需の企業は景気が良くないといわれています。中小零細企業から言えば、海外に進出できる企業は道が開けれるものと思います。しかし、内需の企業はこれからどうするかです。このヒントは、やはり、海外をどのように取り込むかです。それは、最近、海外からの旅行者をどうするかです。この旅行者は、富裕者が多いですね。だから、この人たちがなぜ日本に来るのかを、まず、考え、その目的に沿った商品、サ-ビスを提供することが大切ですね。

  今日は、決算時における未払費用の会計上の処理は?

                       について お話しします。


  法人を営んでいるのですが、決算において、未払費用を使用して費

 用を計算するとのことですが、どのように考えればいいですかか、と

 いうケ-ス。

  考え方は次のようになります。

  未払費用とは、一定の契約に従い、役務の提供を受ける場合、すで

 に提供された役務に対し、いまだ代金を支払っていないもので、費用

 に計上するのにつかわれる勘定項目です。

  たとえば、会計期間が4/1~」3/31であると仮定します。

  電話代として、2月分3/31引き落とし、3月分4/30引き落とし

 ① 3/31  2月分の仕訳
      通信費   ***  /  当座預金  ***

 ② 決算3/31
    本来、適正な損益計算を行うのが会計の目的なので、会計期間

 に役務の提供を受けていたのであれば、3月分の金額も計上しなくては

 なりません。仕訳は

      通信費   ***  / 未払費用  ***

   この未払費用は適正な損益計算のための勘定となり、流動負債(一

  年以内に支払)となります。

 ③翌期の処理 ・・4/30の仕訳

      未払費用  ***  / 当座預金  ***

   この処理は、前期に3月分を計上しているので、費用とはならず、

  前期の将来支払うための金額を4/30支払ったことを表します。

 これは、未払費用を計上しないことも考えられます。面倒などで、

 処理していないこともあります。しかし、費用を計上できるので、

 考えるのがいいと思います。

     
   税法の考え方として、大枠を押さえ、流れを掴むことだと思い
   ます。知らなければ、相談もできませんから      

         今日も笑顔で(^ム^)楽しくいきましょう