前段の話ですが, 消費税の増税に関して、少し考えたいと思います。消費税というものが上がれば、消費が落ちるといわれています。これは、購入において、同じものに対して支払うお金が多くなることが背景にあります。つまり、損をしたとの意識がありますね。相対的ですが、使えるお金が多いほど、その損の意識が下がりますね。逆に、企業のほうからすれば、割安感を消費者に届けられればいいと思います。たとえば、購入者に対する割安感とは何かです。これを知るためには、お客さんといろいろなお話をすることです。この状況を作るのは、小企業のほうが、大企業よりいいと思います。直接、社長さんが、お客さんの話を聞けるのですから。
今日は、事業と私的な共用ものの按分をどう考える?
について、お話しします。
(ケ-ス)
個人事業を営んでいますが、よく、事業と私生活のために両方に利用
しています。これは、どのように考えればいいですか、というケ-ス。
(結論)
この場合ですが、明確に、事業のために使用した分、私生活に使用し
た分を把握することから、始めなければなりません。
(仕訳)
この時の仕訳ですが、二つの方法が考えられます。
一つは、年度の途中に、その使用時ごと、たとえば、電気代だと、
毎月などがあります。
水道光熱費 *** / 現金預金 ***
事業主貸 *** / 水道光熱費 ***
二つ目は、年度の末に、一括して、生活分を控除します。
各月は
水道光熱費 *** / 現金預金 ***
年度末
事業主貸 *** / 水道光熱費 ***
(考え方)
事業の資金で、全体を事業として支出したと処理します。そしてそ
の中のうち、生活、使用分があう場合は、生活分を事業分から減らす
ことになります。この控除後の金額は事業のものになりますね。
(注意点)
事業と、私生活のものを明確に分けることは必要ですし、なぜそのよ
うに分けたのか、そのための資料を保存しなければならないと思います。
説明できることが、まず大前提です。
なお、ここでは、大まかなことをわかりやすく、簡単に、お話しするの
に、努めています。申告時には、必ず、税務専門家に相談してください。
このような状況で、わかりずらいときは、すぐにでも、お気軽に、お問
い合わせください。
税法において、大枠を押さえ、原則、特例を、押さえることが重要です。
これをもとに相談しましょう
少しでも、税法のことを考え、不要な税金の支出を抑えましょう
なお、税法上のお話は、作成日現在のもので、最新のものをご覧ください。
今日も笑顔で(^ム^)楽しくいきましょう