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2018-12-25

資金をどう見る・・損益決算書②・・費用面

◆資金をどう見る・・損益決算書②・・費用面

前回、税引き前損益、経常損益を見ることが重要とお話ししました。最終的には、その期間で、資金が増加しなくては事業の継続が危ぶまれるからです。
しかし、この数値だけでは、不十分です。なぜなら、損益計算書の中には、資金に影響を与えないものが含まれてるからです。
今日はこれについてお話しします。

まずは、損益計算書の中の費用項目に資金の入金支出が伴わないものを上げていきたと思います。

その中に減価償却費があります。これは、資金の支出はありません。なぜなら、その減価償却費の対象となる資産購入費は、取得時、又は、分割でのその支払い時に資金が出ていくこととなっているからです。

次に、未払金での処理される費用、たとえば、クレジットでの購入の事務用品費、水道光熱費なども、同様です。つまり現金で支払っていないが損益計算書に計上されているものを取り上げることとなります。

ここの視点は、損益計算書の項目から、資金が使われている項目のみを抽出することとなります。
このようにすれば、ある期間において現金で支出した費用のみ、つまり、現金のマイナスがいくらであるかを把握します。
この把握(いつ、どのくらい現金が出ていったか)は、資金運用の基礎となり、大切と思います。

お金に困らないためには、まずは、出がどのようであるかをつかむことが、第一歩です。

         今日も笑顔で(^ム^)楽しくいきましょう