前段の話ですが、今、景気が上がっているかの実感はないですね。銀行において、住宅ロ-ンの利率を下げたり、投信の獲得をするために、手数料を下げたり、ゼロにしたり、と、お客さんを獲得するためにいろいろと行っています。これは、お客さんが選んでくれたら、原則、その銀行で長期間取引してくれますね。このようなことから、はじめの時に損を出しても、後々のことを考え、ト―タルで利益がでればいいと考えていると思います。通常の企業も同様、お客を獲得のために、はじめに価格を下げ、後々の利益をどう獲得するかを、はじめから考えて行動しましょう。
今日は、資産の下取りについての会計処理、消費税はどうなる
について お話しします。
法人を営んでいますが、機械装置を下取りして、新たに、機械装置
を購入しました。この場合、会計処理、消費税はどうなりますか、と
いうケ-ス。
まず、会計処理ですが、
たとえば、旧機械装置、簿価30万を下取り40万とし、新機械装
置を購入し、、100万とします。税込を前提とします。
まず、旧機械装置の下取りの仕訳は
現金 40万 / 機械装置(簿価) 30万
機械売却益 10万
次に、その金額40万をもって新たに機械装置を購入する仕訳は
機械装置 100万 / 現金 100万
これを一つの勘定とすると
機械装置(新) 100万 / 機械装置(旧簿価) 30万
機械売却益 10万
現金 60万
次に、消費税ですが、
旧機械装置の売却は、課税資産の譲渡等に該当し、新機械装置の購
入は、課税仕入れに該当します。
ここでの注意点は、購入と譲渡と同時に行い、例から現金が60万
であるので、課税仕入れだけでなく、購入と譲渡をバラバラに考えま
す。
少しでも、税法のことを考え、不要な税金の支出を抑えましょう。
状況が少しでも違えば、適用も違うので、申告時には、必ず、税
理士、税務署に相談してください。
税法の考え方として、大枠を押さえ、流れを掴むことだと思い
ます。知らなければ、相談もできませんから
今日も笑顔で(^ム^)でいきましょう
なお、実際の申告等には、具体的な案件と記載するものは要件が異なることから、お問い合わせください
税法は平成25年3月現在です