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2019-03-24

損益計算書における様々な利益

◆損益計算書における様々な利益

損益計算書は、一般的なフォ-ムとして、売上から売上原価を控除し、売上総利益を出し、それから販売費及び一般管理費を控除し、営業損益を出します。
この営業損益に営業外収益を加算し、営業外費用を減算して、経常損益を求めます。
その経常損益に特別利益を加算し、特別損失を減算して税引き前当期純損益が表示されます。

ここでの視点は、その全事業に関して、どのような状況から、損益が生じているかを見ています。
つまり、売上総利益は、売上を得るために直接要した費用を売上から控除したものとなります。商品100を120で売上げると、売上総利益は20となります。
営業利益は、本業の事業からどれだけもうけがあるかです。本業に係る費用、販売費および一般管理費が10とすれば、営業利益10となります。
そして、本業の事業以外から経常的に生じる収入や費用を考慮したもの、つまり、本業と本業以外のものを含めた損益状況を示すものが、経常損益となります。
そして経常損益に臨時的な損益を加減算したものが税引き前当期純損益を示します。

このように、この損益計算書を見るときに、本業がいくら儲かっているのかを見ることを重視しているといえます。
なぜなら、最後の税引前当期純損益は、本業、本業以外、臨時的なもの、すべてを含んでいますので。

売上の取引を考えるときに、その売上がどのような費用に影響するのか、又は影響したのかをみて、今後の事業を考えることは重要と思います。

この視点では、上記のフォ-ムでは対応できません。そのために、限界利益という観点もあります。後日、お話ししたいと思います。

損益計算書を活用する視点はいろいろあると思います。そのフォ-ムを自分に合ったものに代えていくことをおすすめします.

          いつも笑顔で(^ム^)楽しくいきましょう