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2016-06-29

将来の資金・・通常発生しないものの対処

 ◆将来の資金・・通常発生しないものの対処

 前回は、将来の資金を考えるうえで、通常生じている過去のものをどのように利用したらいいのかをお話しました。

 今回は、将来において、予想もしないことに対してどのように対処すればいいのかをお話したいと思います。ここで、収入については、喜ばしいことなどで、あまり考えなくてもいいと思います。

 ここでは支出について考えたいと思います。そもそも、これは、突発的に発生するものですから、通常継続的に発生するものと違い、予想は難しいと思います。
 そのためには、将来の予想において、常日頃の資金の余裕を考えておけばいいのではないでしょうか。

 このためには、まずは、過去の資金の流れ、例えば、過去の収入‐過去の通常支出が最も少ない時がいつかを知ることです。資金が最も少ない将来の同時期において、資金を確保するように計画を作成することが大切だと思います。

 あとは、どのぐらいの資金の余裕を持つかは、それぞれの状況により異なります。ここでの時期は、一般的に、月ごとでいいと思います。ただ、資金繰りが苦しい時は、月ごとでなく、週ごと、日ごとの資金の状況を観ていけばいいのではないでしょうか。

 今回までは、大きなお話でしたが、今後は、それを少し具体的にお話したいと思います。ただ、その時々に、なぜ、必要かもお話します。次回は、資金のための表をどのように作成するのがいいのかをお話したいと思います。

2016-06-28

◆将来の資金をどう考えるか?

 前回に、将来の資金が重要とお話いしました。そこで、この将来の資金をどのように把握すればいいのでしょうか。

 簡単な方法は、過去の資金の動きを見ることです。なぜなら、通常は、同じ資金の動きをしていますから。例えば、地代、水道光熱費など、事業の状況をこちらが変更しない限り、発生することはわかります。つまり、常に発生する過去の資金の動きを見て行けばいいのではないでしょうか。

 ただ、その将来の状況の変化があるかを、把握したほうがいいですね。例えば、消費税の増税、物価の値上がりなど。特に大きく変動する可能性がありますから。
 ここで注意するのは、完ぺきでなくてもいいということです。自分の収集した情報の範囲内で構わないです。大きな方向性だけを押さえればいいでしょう。
 将来のことは、不確実で、100%思い通りにはいかないものと考えたほうがいいですね。其れよりも、その時間を事業のことに費やすほうが事業の成長に役立つと思います。

 まずは、過去の資金のうち、常に生じているものを抜き出し、その将来の資金の流れをそのもの将来生じると思われる状況を考慮し、予想します。
 ここでの視点は、完ぺきに予想するのではなく、80%ぐらいの予想でいいです。その場その場で修正をすればいいのですから。

 次回は、これ以外で、将来の資金について、お話したいと思います。