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2016-06-30

将来の資金の把握・・事業の形態は?

 ◆将来の資金の把握・・事業の形態は?

 前回は、将来の資金を把握することが大切とお話しました。

 そこでどのようにその将来の資金を把握すればいいのでしょうか。その方法として、資金繰り表と言われているものがあります。
 その資金繰りを作成するために、何を基に作成すればいいのかをまず考えることになります。前回もお話したように、過去の資金の流れから考えることがわかりやすいと思います。資金の入出金の源泉は毎年ほぼ状況が変わらない限り、変化しません。このことから、一般的に、過去と現在、将来は、つながっていると思います。だから、過去の損益計算書、貸借貸借表、キャシュフロ-計算書を基に考えればいいのではないでしょうか。

 ほぼ、現金でしか、取引をしていない場合には、損益計算書から考えていけばいいと思います。

 また、信用取引、例えば、売掛金、買掛金、未払など、取引は終了したが、入金出金はまだとういうケ-スは、キャシュフロ-計算書を利用すればいいと思います。

 資金繰り表を作成するのに、まず考えることは、自らの事業が、ほぼ、現金でしか行っていないのか、そうでないのかを、把握することをお勧めします。

 次回は、現金取引を主としている場合の資金繰り表を作成はどうするのか、簡単ですがお話したいと思います。

2016-06-29

将来の資金・・通常発生しないものの対処

 ◆将来の資金・・通常発生しないものの対処

 前回は、将来の資金を考えるうえで、通常生じている過去のものをどのように利用したらいいのかをお話しました。

 今回は、将来において、予想もしないことに対してどのように対処すればいいのかをお話したいと思います。ここで、収入については、喜ばしいことなどで、あまり考えなくてもいいと思います。

 ここでは支出について考えたいと思います。そもそも、これは、突発的に発生するものですから、通常継続的に発生するものと違い、予想は難しいと思います。
 そのためには、将来の予想において、常日頃の資金の余裕を考えておけばいいのではないでしょうか。

 このためには、まずは、過去の資金の流れ、例えば、過去の収入‐過去の通常支出が最も少ない時がいつかを知ることです。資金が最も少ない将来の同時期において、資金を確保するように計画を作成することが大切だと思います。

 あとは、どのぐらいの資金の余裕を持つかは、それぞれの状況により異なります。ここでの時期は、一般的に、月ごとでいいと思います。ただ、資金繰りが苦しい時は、月ごとでなく、週ごと、日ごとの資金の状況を観ていけばいいのではないでしょうか。

 今回までは、大きなお話でしたが、今後は、それを少し具体的にお話したいと思います。ただ、その時々に、なぜ、必要かもお話します。次回は、資金のための表をどのように作成するのがいいのかをお話したいと思います。