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2018-12-28

資金をどう見る・・・貸借対照表・・資産

◆資金をどう見る・・・貸借対照表・・資産

前回まで、資金の増減を損益計算書から見ていきました。今回からは、貸借対照表を見ていきたいと思います。

まず、貸借対照表そのものについてお話しします。

貸借対照表は、一時点のものを示しています。
その内容として、2つの視点があります。
まず第一に、その時点で、解散した場合にどれだけ出資者に返済できるかを示したものです。
第二として、その時点において、将来の事業に利用する資産、将来支払う債務と経過勘定としての科目、たとえば、前払費用、未払費用など将来の事業に影響する項目を示しています。

貸借対照表の項目と資金の関係を見ていきたいと思いますがまず、貸借対照表の資産からお話しします。
現金、預金は資金そのものですね。
あと、商品、材料費、貯蔵品、建物、備品などは、現金預金がすでに出ていっているのか、将来出ていくものかに分かれます。
前者のものは、現金預金に反映されていますし、後者は、負債の未払金、買掛金などに反映されます。
また、前払金、前払費用などは、言葉の通り、資金はすでに出ていっています。
その他、貸付金、保証金などは、将来資金が入ってくるものになります。

このように、現金預金だけをみるというより、その他の項目を内容を検討することにより、貸借対照表における本当の事業の資金状態を把握することになると思います。

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2018-12-27

資金の見方・・損益計算書がなぜ必要?

◆資金の見方・・損益計算書がなぜ必要?

前回まで、損益計算書から資金がどのように増減したかを見ていけばいいのかをお話ししました。このような見方をする理由は、次の2つです。

第一に、一定期間の資金の増減が明確になります。損益計算書の勘定、つまり、売上、受取地代、受取利息、租税公課、水道光熱費、消耗品費などのように、どのような内容のものの収入・支出かを把握することにより、一定期間の資金の増減の原因がわかります。

第二に、分析対象を明確にすることができます。たとえば、支出の中で、毎期、一時期だけ多いもの、など、資金面での季節的変動のものを把握できます。これにより、資金の手当てが前もってできます。この活用について、次回以降にお話ししたいと思います。

将来の資金の動きを想定するために、通常作成する損益計算書を活用するのが便利です。そのためには、現時点(過去も含め)資金の増減の内容が重要となり、そのためにも損益計算書から資金の動きを見てくことが、大切となります。そのためには、損益計算書が資金との関係でどのようになっているのかが重要となります。

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