◆資金から見た貸借対照表における流動の見方
キャッシュフロー計算書の作成は困難、又は見方がわからない。これに対処するために貸借対照表を利用できないかをみていくことにします。
まず、今回は、流動の面から見ていきたいと思います。
貸借対照表には、大きく分けて、資産において、流動資産と固定資産、負債において、流動負債と固定負債、そして、純資産で構成されています。
ここで、流動というものは、1年以内のものとされます。
流動資産においては、大きく将来にキャシュとなるものと費用となるものからなります。また、流動負債においては、大きく将来キャシュが出ていくものと収益となるものからなります。
このようなことから、資金の面から貸借対照表をみるときは、資金に関係する項目を抜き出し、1年以内、直近にどのぐらいのお金が入ってくる予定なのか、出ていく予定なのかを把握することができます。
さらに、その項目の変動も把握できます。例えば、売掛金が過去3年減少が続いているのであれば、今後、売掛金による資金の増加が見込めない可能性も想定できるとか。
項目をどう見るかは、目的に合った視点から、項目を見ていくのがいいとおもいます。
そして、なにか気になる項目に出会えたらいいですね。
いつも笑顔で(^ム^)楽しくいきましょう